【輪郭映えするワケ】おでかけできる加賀友禅をつくる~vol.6~
「観光できる加賀友禅を」
製作工程も中盤にさしかかってきましたね。
今回のレポートは「糊置き(のりおき)」です。
友禅の特徴は、図柄の輪郭(りんかく)が白い線になっているところです。
この線のおかげで、写真を撮るとフラッシュで輪郭が光り、柄が浮かび上がって見えるのです。立体感が増して、イキイキとした柄に見えてきます。
その友禅の主役とも言える白い線は「糸目(いとめ)」と呼びます。
この線を描く糊は、「ゴム糊」と「もち糊」の2種類です。
昔ながらの「もち糊」はもち米を蒸してつくるので、食べられます。職人さんによっては、舐めて糊の硬さや線の細い太いを調整していたそうです。
今では細い繊細な線を引くことができる「ゴム糊」が主流になってきています。
生地に描いた下絵の上に、すべて手作業で糊を置いていきます。簡単そうに見えるかもしれませんが、糊の太さ・細さを自在に操れるようになるまでは時間がかかるそうです。
糊を置いたら染められる、というワケではないんです。
今のままでは糊は生地の上にのっているだけ。下絵で使った青花の染料が残っていて、生地の中にまで糊は浸透していません。生地の中にまで糊が入らないと、染料が線の境をこえて混ざってしまうのです。
青花の染料の特徴を覚えていますか?そう、水で洗い流せることです!
ここで新しく出てくるのが「豆汁(ごじる)」と呼ばれる、お豆をつぶして100倍近くに薄めたこの透明の液体。
糊を置いた面が生地の表とすると、裏からさっと刷毛(はけ)で豆汁を塗ります。それにより水で消える性質の青花の色素が取れて、糊が残ります。
こう聞くと、普通の水でいいのでは?と思いますよね。
油分の多い大豆からできている豆汁は、糊を引っ張ってくれる特性があるんです。糊が生地の裏までしっかり通る手助けをしてくれてるんですね!
この工程を「地入れ(じいれ)」というそうです。
※今回の図柄とは違うものを添付してます
次はいよいよ生地に色が入りますよー!
お楽しみに♪
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